国家資格キャリアコンサルタント試験のKOKAGE考(8-3)動機付け理論③
今回は、ハーロウ先生とデシ先生の「内発的動機づけ」と、デシ先生とライアン先生の「自己決定理論」についてまとめてみました。
「内発的動機づけ」ハーロウ、デシ
1 内発的動機づけ(ハーロウの提唱)
サルは、報酬(えさ)ではなく、課題に取り組むこと自体に好奇心や興味を満たすという仮説
2 外発的動機づけ
①外発的動機づけ
外的報酬(外発的動機づけ)により、短期的なやる気を引き出すことは可能
②アンダーマインド効果
外発的動機づけの効果は次第に弱まり、長期的モチベーションは低下する
③エンハンジング効果
褒めるといった言語報酬等の外発的動機づけにより、意欲が上がることをいう
「自己決定理論」デシ、ライアン
1 自己決定理論(Self Determination Theory)
・デシとライアンが提唱した動機づけに関する理論
・内発的動機づけへと至るまでの道筋を探求する理論
2 自己決定理論の根幹
(1)3つの欲求
①「有能さ」 自分の能力とその証明に対する欲求
②「関係性」 周囲との関係に対する欲求
③「自律性」 自己の行動を自分自身で決めることに対する欲求
2 自己決定理論の5段階
(1)外的調整
・「外的調整」は完全なる外発的動機づけの状態
・外的な報酬・罰によって意欲が決定される状態です。
(2)取り入れ
・「取り入れ」は、義務感を得て行動すること
・ノルマ意識が芽生え、指示されなくても行動できる状態
・報酬や罰の他、自身の評価に対するプライドや他者との関係性を考慮する
(3)同一化
・「同一化」の状態は、その行動を当然のこと、自分のものであると認識する
・その行動の必要性を十分に認識し、必要性によって行動する段階
(4)統合
・「統合」では、自身の目的や欲求とその行動の価値が一致する
・内発的動機づけに近い状態
(5) 内発的動機づけ
・「内発的動機づけ」に至り、その行動自体にやりがいを感じ、楽しんで行動する
・高いパフォーマンス、学習効果が期待できる
以上が自己決定理論によって規定される内発的動機づけまでの5段階

