国家資格キャリアコンサルタント試験のKOKAGE考(5-26)レヴィンソン
今回は、発達理論群の中から、レヴィンソン先生の理論をまとめました。
「レビンソン」(Levinson.D.J)
1 成人発達理論(生活構造論的発達理論)
(1)個人と社会の接点に注目し、個人の変化と社会の変化の相互関係を分析。
成人期を中心とした個人の発達を明らかにした。
(2)ライフサイクルに(人生の四季)
・25年間毎の4つの発達期(成人期)を四季にたとえた
・生活構造の安定期(築かれる時期)と過渡期(移行期)が交互に現れる
・加齢に伴う発達順序が暦年齢と一致。「中年の危機」を実証
2 レビンソンの人間の発達段階の分類(概要)
[春]前成人期(0~22歳)
↓ ◎少年への過渡期(3~6)
↓ ◎青年の過渡期(12~15)
↓ ◎成人への過渡期(17~22)
[夏]成人前期(17~45歳)
↓ ◎30歳の過渡期(28~33)
↓ ◎人生半ばの過渡期(40~45)
[秋]成人中期(40~65歳)
↓ ◎50歳の過渡期(50~55)
↓ ◎老年への過渡期(60~65)
[冬]成人後期(60~85歳)
3 レビンソンの人間の発達段階の分類(解説)
(春)前成人期(0~22歳)
①乳児期(誕生0~離乳1):母子統合(甘え)
②幼児期(離乳1~親離れ3):反抗期・母子分離
◎少年への過渡期(親離れ3~進学6):ひとりでいる
③学童期(進学6~思春期12):友人関係
◎青年への過渡期(思春期12~15):反抗期
④青年中期(思春期13~同一性危機17):青年期の危機
◎成人への過渡期(17~22):青年期から成人前期への橋渡しの時期
<課題> 「アパシー(無力感)」「離人感」
(夏)成人前期(17~45歳)成人前期は成人への過渡期から始まる。
・保護、養育の世界から、大人の世界に重心を移す時期
・未成年時代の自己を見直し修正すること
・大人の世界の可能性を模索し、成人としての最初のアイデンティティを確立、
成人の生活のための暫定的選択をしてそれを試すことが発達課題
①大人の世界へ入る時期(同一性確立22~28):安定期
◎30歳の過度期(28~33)
<課題>:「焦燥感」と「さまよい」。生活はより現実的になる。
②一家を構える時期(28~35):成人前期の第2の安定期
③一本立ちする時期(36~40)
◎人生半ばの過渡期(40~45)成人前期と中年期の架け橋の時期
<課題>「男らしさ女らしさ」「愛着と分離」「若さと老い」「破壊と創造」
※今まで無視してきた自己の側面に目を向ける時期
新しい生活構造を作り上げることが課題
安定を得ることが叶わず、「中年の危機」が待ち構えている可能性
(秋)成人中期(40~65歳)
①中年に入る時期(45~50):充実した時期
・真の自己との折り合いをつける
※「人生半ばの過渡期」に変化せず、「成人中期」に入ってしまった場合、
この時期に危機に可能性
◎50歳の過渡期(50~55):
「人生半ばの過渡期」で再設定した課題を実行する時期
②中年の最盛期(55~60):
・中年期第2の生活構造を築き充実させ中年期を完結
・知恵や思慮分別に長け、愛情や共感性など感情がより分化する時期
◎老年への過渡期(60~65):老年期に入る準備
<課題>新たないきがいの獲得
(冬)成人後期 (60~85歳)

