国家資格キャリアコンサルタント試験のKOKAGE考(5-22)フロイト
今回は、精神部分析学の創始者・フロイト先生の精神分析について、簡単にまとめていきます。
「フロイト」(ジーク・ムント・フロイト/オーストラリア)
1 心理モデル
①意識 自覚できる心の領域
②前意識 普段は意識していないが、思えば意識に上がってくる領域
③無意識 意識できない領域。夢やうっかりした発言等に現れる
2 抵抗・転移
①抵抗
無意識を意識化することを妨げる言動
②転移
相談者が重要な他者に抱いていた感情をカウンセラーに向けること
3 パーソナリティ構造
①エス(イド) 本能的な欲求
②エゴ(自我) 社会の現実原則に従うもの
③スーパーエゴ(超自我) 道徳原則に従うもの
4 防衛機制
エゴは、エスとスーパーエゴ及び現実の狭間で大きな葛藤を覚える。
自身の調整の許容範囲を超えると、心のオーバーヒート等を防ぐために防衛機能が作動
・抑圧 受け入れがたい欲求を無意識に閉じ込めること(防衛機制で最も重要)
・昇華 社会的文化的に望ましい行動に自己の欲求を移し変えること(置換の一種)
・置換 ある対象に向けられた欲求を他の対象に向け換えること
・合理化 欠点を正当化して自己を納得させること
・知性化 過度に知的な行動で欲求を抑圧すること(合理化と違い、現実検討の正確さ)
・退行 現状から逃れるため未熟な段階に戻り平安を得ようとすること
・同一化 ある対象の行動や思考等を自分に無意識に取り入れ同じような行動をすること
・摂取 外界の対象の行動や思考等を自分の中に無意識に取り入れること
※同一化は、接種の一種
・投影 自分が持っている欲求を正視できず、相手に責任転嫁すること
・反動形成 抑圧では不十分な強い欲求を処理する為、心と正反対の行動をとること
・補償 ある分野の劣等感を感じないために、他分野で努力し優越感を感じること
5 リビドー発達理論
性的なエネルギーが各発達の時期に適切に満たされることで,
健康なパーソナリティが発達するものとした。
[リビドー発達段階]
①口唇期(0~1歳) 授乳という愛情体験から、人格が形成
②肛門期(1~3歳) 排泄のしつけ、トイレトレーニング
③男根期(4~5歳) エディプス感情の現れ(男児は母親へ、女児は父親への愛情)
④潜伏期(6~12歳) 自分の欲求を抑え、社会のルールに合わせる訓練の時期
⑤性器期(12歳~) 心理的な自立の時期

