国家資格キャリアコンサルタント試験のKOKAGE考(5-11)シャイン
ここまで、キャリア発達理論群の中でも、「人生」に焦点をあてた先生方の理論をまとめてきましたので、今回から、「職業」に焦点をあてた先生方の理論をまとめていきます。
今回は、試験でも頻出のシャイン先生の理論です。
「シャイン」(エドガー・H・シャイン/アメリカ)
1 キャリアを内的・外的キャリアの2つの軸で捉える
①内的キャリア 職業生活での歩みや動きへの自分なりの意味付け
②外的キャリア 仕事の内容や実績、地位等
2 キャリアサイクルモデル
9段階の課題
①成長・空想・探求(0~21歳)
②仕事の世界へのエントリー(16~26歳)
③基本訓練(16~25歳)
④キャリア初期(17~30歳)
⑤キャリア中期(25歳~)組織の中でのアイデンティティの確立
⑥キャリア中期の危機(35~45歳) 中年の危機との向き合い
※自分のキャリアアンカーを知り、評価する
⑦キャリア後期(40~引退)
⑧衰え離脱(40~引退)
⑨引退
3 キャリアアンカー
(1)キャリアアンカー 個人の自己像の中心となるもの、自己概念
(2)キャリアンカーの要素
さ 才能
の 能力
ど 動機
よ 欲求
か 価値観
(覚え方:さがのにどうよったか)
(3)8種のキャリアアンカー
①専門性(せん) 特定分野で能力を発揮することに喜び
②全体管理(ぜん) 組織を統率、権限を行使し、組織の期待に応えたい
③自立・独立(じぶん) 自分のやり方・裁量で仕事を進めることを臨む
④保障・安定(ほ) 組織に属し、組織への忠誠や献身がみられる
⑤起業家精神(き) 新しいものの創出、障害を乗り超える意気込み等
⑥奉仕・社会貢献(ほうし) 暮らしやすい社会の実現、他者の救済等
⑦純粋な挑戦(チャレンジ) 困難な問題の解決、人との競争で打ち勝つ等
⑧ライフスタイル(スタイル) ワークライフバランスを重視
(覚え方:せんぜんじぶんはほうきでほうしにチャレンジしたスタイル)
4 組織の3次元モデル(キャリア・コーン)
・垂直方向 組織の階層
・円周移動 組織における職能の変化
・放射線状 組織の中枢度
5 キャリアサバイバル
(1)キャリアサバイバル
・キャリアアンカーは大事だが、こだわり過ぎてはいけない
・実際の職務上における自分の役割の変化を考慮する必要性
(2)職務にまつわる役割のネットワーク
・仕事の質は急激に変化
・仕事は一連の複雑な人間関係に根をはっている
6 人が生きている領域の相互作用モデル
①生物学的・社会学的サイクル
②家族関係サイクル
③仕事キャリアサイクル
※①②は、相互に影響し合う
7 支援者
(1)支援者の役割
①情報やサービスを提供する専門家
②診断して処方箋を出す医師
③公平な関係を築き、必要な支援を明らかにするプロセスコンサルタント
(2)支援者と被支援者の関係
相談者が一段低い位置(ワンダウン)、支援者が一段高い位置(ワンアップ)
この関係性を認めたうえで、うまく対処する必要があるとした

